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新宿ゴールデン街の入り口の雑居ビルにひっそり佇むBarに連れて行ってもらいました。
その方が40年通うお店だそうで、ひとたび入店すれば時間が巻き戻るような昭和な空間が広がります。
※コロナの間はずっと休業していたそうで、このたび再開されたそうです。
良き昭和にタイムスリップ
店内にはジュークボックス。見たことはあれど、音楽を奏でているのを聞いたことがなく…
アナログな大音量が耳に心地よく、古い映画のサントラなどの選曲で、空気感まで昭和にタイムスリップ。
最初の一杯はしっかりライムの酸味が効いたギムレット。
最後にライムを絞ることで、香りも味もしっかり感じるようにしているそうで。加糖されたライムジュースのレシピも多いそうですが、生ライム使用できりりと引き締まる味わい。
大きめのカクテルグラスに並々注がれたアルコール度数の高いカクテルを飲むのは久しぶりで、アルコールが体の隅々に染み渡る感覚に。
乾き物のお通しを食べながら濃いお酒を飲むという贅沢な時間。
長い間お酒が悪者になってしまって、楽しめなかった時間が戻ってきたのを感じました。早く色々治まって、より開放的な時間が流れることを切に願った次第。
60年前のウイスキーを飲み比べ
この日のメインイベントは、こちら。
ジョニー・ウォーカーの飲み比べ。左側は60年の時を刻んだウイスキー。生まれる前に作られたお酒を飲む機会に恵まれるなんて。
12年もののジョニー・ウォーカー。
山崎のようにブランド品にはなっていないけれど、こちらも十分に熟成していて飲みやすく美味しい。
右が12年もの。左が60年もの。
色は若干濃くなっています。香りは結構違って、古い方がスモーキーな感じ。
ウイスキーに明るくないので、表現があっているのかわからないけれど、鼻を抜ける薬草のような熟成香と、アルコールのスパーク感は角がとれて丸くなった印象。
60年ものタイムスリップは、このお店では2,000円で体験できます。
映え!グラデーションカクテル
お客が私達だけだったので、マスターが時間がかかるカクテルを作ってくれました。
比重の違うリキュールを少しずつ注ぐグラデーションカクテル。時間をかけてしずしずと注いでいます。
他のお客さんいると、仕事できなくなっちゃうからね!と、15分ほどの時間をかけて。
写真を取りやすいように白い紙を後ろで開いてくれました。見事に7色が発色。
最後に一番上に着火!!
バブルっぽい派手なカクテルは映え必須!
しかしバブルにスマホがあったらどうだったんだろう…
儚く美しい、燃えるカクテルを記憶だけに留めるというのも、また良い時代だったのかもしれません。
暗くすると真っ青な火が燃えてますね…
ストローを挿してくれたので、ちょっと飲んでみましたが、ど甘く赤いリキュールの味しか分かりません。
リキュールを重ねただけなので、味は…まあ…そういうことらしいです。
で、全部混ぜてソーダで割ってくれましたが…まさかの茶色とは…(^_^;)
味は、度数の高い甘いお酒で、ペパーミントの味が際立って、何者にも例えがたい味わい(^_^;)
初見でこの扉を開けるのはなかなか難しいとは思いますが、扉の奥には、気さくなマスターと過ごす平和な時間が流れています。
本格的なカクテルと、豊富なウイスキーをリーズナブルに楽しめる隠れ家(探せないかも…)バーです。