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半年前から予約を取ってくださった常連さんのご配慮で、またここに来ることができました。
ミシュランの三ツ星を50年以上取り続ける世界最高峰のレストラン「ポール・ボキューズ」。三つ星のレストランの伝統的なリヨン料理を手頃な価格で味わえるブラッスリーです。
2007年に日本第1号店として誕生した、ボキューズミュゼの15周年パーティーに参加しました。
セレブリティな空間でカジュアルなパーティー
この日はもちろん満席。ひらまつの常連客のみなさんが一同に介したパーティー。
この日は6名。フルコースのテーブルセッティング。
各店舗から集結したシェフたちのご挨拶からスタート。気合がみなぎっています。
まずはピンクの泡から。
クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット・ ロゼ。
ブルゴーニュ随一のクレマンの名手ヴーヴ・アンバル社が良年にのみ造るヴィンテージ・スパークリングワイン。ピノノワール種およびガメイ種からの赤いフルーツのピュアな香り。
揃ったところで乾杯!やっぱりロゼの乾杯は華やかですね。
ロゼワインの甘く優雅な香りと、相反するドライでしっかりとした味わい。クレマンなので、泡がきめ細かく炭酸感強め。
3種のアミューズ・ブーシュ。
カリフラワーのスープ ビスクの香りと共に。ブラックオリーブのサブレ・栗のマドレーヌ。
カリフラワーのポタージュスープの中に、オマール海老から取ったビスクが濃厚なエビの香りを添えます。
蟹の身もたっぷり入っていて、海の味。添えてある、オリーブのサブレは塩味のクッキー。栗のマドレーヌも甘さ控えめ。
ハードなパンには鶏とポテトのリエット。
今日は量がとにかく多いとのことで、全部食べられるのかな…。
口当たり柔らかなきめ細かいリエットに、ちょっとだけカレーの風味があり、普通だったらお料理の合間に完食してしまうのですが、今回は様子を見ながら。
フランス産エスカルゴのブルゴーニュ風。
一人1皿食べることはほぼないかもしれないエスカルゴ。エスカルゴ好きには嬉しい。
エシレではないとのことでしたが、たっぷりすぎるバターが贅沢。パセリもこれでもか!と緑を発色。
カリカリに焼かれた小さいパンに乗せて、パクっと一口で。
ジューシーなエスカルゴバターが口の中に溢れます。今まで食べたエスカルゴの中で、一番ジューシー。って合ってるかな。すんごい美味しいけど、カロリーはなかなか凄そう。
前菜が終わったところで、白ワイン。
クロ・デ・リュンヌ キュヴェ・リュンヌ・ダルジャン 2015
ソーテルヌ最高峰の「シャトー・ディケム」、「シャトー・ギロー」、「シャトー・ダルシュ」に囲まれた特別な区画から造られる女性に人気のボルドー白ワイン。
ソーテルヌといえば、甘い貴腐ワインの産地ですが、こちらは酸味の広がる辛口の白ワイン。
5%程の貴腐ワインがブレンドされているのが特徴。余韻に貴腐ワインの奥行きのある深みを感じ、他で味わったことのない白ワイン。
改めて白ワインでも乾杯!
奥深い白ワインに合わせるのは、帆立貝のポワレ リゾットとウフ・プラ添え ソース・ペリグー。
ウフ・プラ(ウフ・オー・プラ)は、フランスで一般的な目玉焼き。ウフ(卵)オ(~の)プラ(皿)というように「皿の卵」。
日本やアメリカのようにフライパンで焼く目玉焼きは、アメリカンスタイルで、フランスではお皿に乗せてオーブンで焼くんだそうです。
ソース・ペリグーは、牛肉を煮込んで作った出汁(フォン・ド・ヴォー)にマディラ酒を加えて煮詰め、刻んだトリュフを加えたソース。
今回ももちろん、ググりました…(^_^;)
大ぶりで甘く、程よく水分が残ったみずみずしいホタテ。当たり前ですが焼き加減が絶妙です。
濃厚なリゾットと、ペリグーソースとの融合で、これも当たり前ですが、家庭では絶対に作れない、深い旨味をたたえながら繊細な味わいに。
突然のフードファイト
メインに合わせる赤ワイン。
シャトー・ラ・クロワ・デュカス 2007。
ベリー系の果実味とスパイス香り。ちょっとだけ鉱物系の香りもあり、外人さんの評価コメントを見ると、煙とかコーヒーとか表現している人が。
フルーティーだけど、複雑な味わいが絡み合い、タンニンもかなりしっかりめで、ワイン上級者が好みそう。
メインがまさかの鶏半身という特大ボリューム。鹿児島県産黒薩摩地鶏の赤ワイン煮込み コック・オ・ヴァン!
本当は赤ワインだけで煮込むらしいですが、量も多いので爽やかさを加味するために、トマトを入れて酸味を加えているそうです。
こちらはムネ側。
コック・オ・ヴァンは、フランスで親しまれる家庭料理。本来は硬い肉質の雄鶏を赤ワインでやわらかく煮る料理をいうそうです。
こちらはモモ側。足1本ばっちりありますね。
手前の三角は、バターしみしみのパンです。みんなこれに苦戦していましたが、やっぱりバターは旨い。じゅわっと滲み出るバター汁がたまらん。
鶏ももはフォークとナイフで軽くさばける柔らかさ。
地鶏なので、普通は筋肉質で硬めだと思いますが、形をしっかり保ったまま、ホロホロとほぐれる繊維までの煮込みは、かなりのテクニックがいるはず。
鶏の赤ワイン煮込みと、赤ワインの味に連動性があり、とてもマッチしていました。
デザートまでボリューミー
昔ながらのゴーフル“グランメール” クレームシャンティ/りんごのコンフィチュール/ソース・ショコラ
グランメールとは「おばあちゃん風」という意味。ゴーフルは日本語でもワッフルですが、ワッフルはオランダやベルギーの呼び方で、フランスはゴーフルになるそうです。
3種のソースで味変可能。りんごはジャムじゃなくて、コンフィチュールです(^_^;)
ワッフルは、卵感とこれまたバター感たっぷりで、ほわほわ、サクサク。
チョコソースをとろーり。シズル感。
私も全部乗せてみましたが、チョコとクリームはヘビーで…半分残してついにギブアップ。完食できず…無念…_| ̄|○
おばあちゃん風というだけあって、古典的なワッフルなのかもしれませんが、焼き立てはとても美味しく…胃袋に収めきれなかったことを今でも後悔しています。
最後に、お誕生日の方がいたので、デザートプレートまで。
こちらのケーキも一口だけいただきましたが、さすがグランメゾンのケーキ。きめ細かいスポンジと絶妙な甘さがお上品。
食後のコーヒーは、写真を撮りそびれましたが、水一滴入らないくらいにお腹いっぱいになりました。
2万円払っても、お腹いっぱいにならないミシュラン店もあるそうですが、今回は14,000円の会費で贅沢な空間、美味しいお料理、珍しいワイン、さらにとてつもない満腹と…素晴らしい体験となりました。
予約をしてくれた常連さんが、Go to Eatの手配もしてくださって、11,200円のお会計。お得に美味しい思いをしてしまいました。
半年まえからの手配と、ご配慮ありがとうございましたm(_ _)m
最後にシェフの皆さんをパシャリ。
そしたら、「皆さんで撮りましょうか?」と、支配人の方が声をかけてくださったのでお言葉に甘えて。
ひらまつ各店舗の名シェフたちと記念撮影。
この日は、フランス国旗のトルコロールに因み、赤、青のアイテムを身につけるドレスコード。
全身真っ赤な紳士もいらっしゃいました(^_^;)セレブリティな空間ながら、カジュアルな雰囲気で、三ツ星の味。また記念日などに、利用させていただきたいと思います。
早めに行って、館内の撮影をしました。夕暮れから夜のライティングが都会的な雰囲気。THE東京。
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