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美術館の中にあるレストランでワイン会 乃木坂「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」

国立新美術館の中にある(というか、宙に浮いている)フレンチレストラン「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」のワイン会に参加することが出来ました。

フランス料理を世界に広めることをライフワークとし、世界を飛び回ってきたポール・ボキューズ氏が、親から子へ、子から孫へとフランス料理の正統なるものを継承していくため、リヨン市内に作ったのが、気軽なスタイルの「ブラッスリー」。

アンリアルな洗練空間で味わうフレンチ

こちらのお店はひらまつグループの経営で、以前西麻布のお店にもアテンド頂いたことがあります。

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西麻布のお店はウエディングにも使われる一軒家でした。今回のお店は美術館の中にあり、圧倒的な非日常を体験できます。

席に通されると、美しいカトラリーやグラスのテーブルセットでお出迎え。

今回のワイン会のメニュー。前菜からメイン、デザートまでの全4品。

最初はきめ細かい泡が美しいスパークリングワインを注いで頂きました。

それでは乾杯!宴の始まり。

クレマン・ド・ブルゴーニュ 2016 ヴーヴ・アンバル。

ブルゴーニュ随一のクレマンの名手ヴーヴ・アンバル社が良年にのみ造るヴィンテージ・スパークリングワイン。

品種はシャルドネで、強い炭酸が喉を刺激するスッキリとした辛口で、食前酒からメインまで合わせられそうな万能感。

ひらまつのオンラインショップでも取り扱いがありますが、今回は常連さんのお顔で、ヴィンテージが古いものを提供していただけました。

メニュー表の裏はメモが出来るようになっていて、味わいを噛み砕いて楽しむことができるようになっています。

ワインと合わせる品の良いお料理

最初のお料理は、冷たいミネストローネと小海老のベーニェ。

ベーニェは衣揚げ(もちろんググった)

フライじゃなくて、衣揚げというだけあって、歯ごたえのあるガリガリ感。

ミネストローネの浮き麩にもどうぞということで…

スープに浸して頂いてみても、消えない歯ざわり。

冷たいミネストローネは優しい味わいで、逆にベーニェは濃い塩味で、楽しい食感と味のコントラスト。

ハードなパンと、鶏とポテトのペースト。

ペーストもしっかり濃い塩味がついているので、ジャムやバター的な感じでパンに塗って食します。

2本目のワインは白。レゼルヴ スペシャル ヴィオニエ 2019 ジェラール ベルトラン。

品種はヴィオニエで初めてのぶどう。

改めて白でも乾杯!

最初はグレープフルーツのようなすっきりとした酸味から、オレンジの皮のような苦味。金木犀のような華やかな香りが鼻孔を抜けます。

酸味の軽やかさからライトな印象を受けましたが、飲み進めるに従ってボディが重く感じるように。温度変化もあるのかな。

合わせるお料理は、甲イカのセトー風サフランライス添え。

メニューには「セトー」と書いてありますが、セートなのかな。フランスの地中海に面した港町で、魚介料理が名物。(もちろんググった。)

じっくり煮込んだトマトソースは黒を帯び、酸味と煮詰まった旨味。柔らかい甲イカの魚介の旨味と、サフランライスの香りが渾然一体となり見事なまとまり。

セートはラングドックのヴェネツィアと言われているそうで、そうだ!合わせる白ワインも生産地がラングドック。

南仏のお料理とワインをあわせていただけば、マリアージュは間違いなしですね。

添えられているアリオリソース(にんにくマヨネーズ)を味変に。これは、入れたほうが美味しい。

次のワインが、リュリー・モンターニュ・ラ・フォリ・2012 クローディ・ジョバール。

白なのにボリューム感のある重厚な味わいと、熟成樽の風味。ボディの強さゆえか、酸味はやや穏やかに感じ、上品な華やかさ。

ワイン通の方は、「バター」を感じるとのことでしたが、私にはわからなかったです…残念。

左がレゼルヴ スペシャル ヴィオニエで、右がリュリー・モンターニュ・ラ・フォリですが、色が全く違います。

色味からも、芳醇さを感じることができます。

希少なヴィンテージの赤ワイン

メインは、豚肩ロース肉のグリエ ローズマリー香るジューソース トウモロコシのビューレと南仏野菜のトマト煮込み。

お料理と合わせるワインは、ブルゴーニュ オート コート ド ボーヌ “クロ ド ラ ペリエール”ルージュ2019。

品種はピノ・ノワール。除草剤を使わない減農薬農法で作られるぶどうを使っているそうです。ブドウを収穫した後に、発酵前に房の実をつないでいる部分(果梗)を取り除く事により、タンニンや雑味を防いでいるそう。

ピノ・ノワールと聞いて、もっとライトな呑み口を想像したのですが、思いのほか芳醇で力強いボディ。

果実の味わいもしっかりあって、タンニンが少ない分、個人的には飲みやすい赤でした。

豚肩ロースはとても柔らかく、甘い脂身が溶け出します。ジューソースは肉や野菜から出た水分で作ったソース。

長時間煮込まないソースとのことですが(もちろんググった)、フォンのような出汁感がしっかりありました。

ローズマリーはお肉の上にも乗っていますが、ソースからも香りを感じます。トウモロコシのビューレはほのかに甘く、まったりとした質感とお肉との食感の違いが楽しいです。

シャトー・リオナ エモーション2009。

品種はメルロー100%のボルドーワイン。

カカオやコーヒーを思わせる複雑な香りが豊かで、タンニンと上品な酸。熟成感も相まって、メルローなのにカベルネ・ソーヴィニヨン並の重厚感。

肩が張ったボルドーワインのボトルで、ヴィンテージが古いゆえに、結構な澱が溜まっていました。

色を比べると、ピノ・ノワールのほうが見た目は軽い色合い。

最後のデザートは、色々なナッツのタルト はちみつとパン・デピスのアイスクリーム。

パン・デピスは香辛料を使ったパン(もちろんググった)。

ちなみにナッツのアイスクリームと思って食べていました…馬鹿舌。

ナッツのタルトは食べごたえ抜群で、歯にいっぱい挟まりました。お恥ずかしい…。

最後に濃いコーヒーを。

 

あまり量があると思っていなかったのですが、コーヒーを飲み干せないほど、お腹いっぱいになりました。

クリームやバターを多用したヘビーなフレンチではなく、南仏の郷土料理ラタトゥイユのような夏野菜やトマトをベースにしたコース構成だったのにも関わらず、満腹度が高かったのは、それとは気づかせないオイル使いが上手だからかもしれません。

アテンド頂いた常連さんのおかげで、ワインもグレードアップしていただいて、貴重な体験をさせていただきました。

夕方から夜にかけて、ゆっくりと空の変化を大きな窓から楽しめる優雅なシチュエーションは時間がゆっくりと流れます。

自分へのご褒美に、心のゆとりを感じるために、またいつか訪れたいと思いました。

お付き合い頂いた皆様、アテンド頂いた常連さま、ありがとうございました。

 

★最後に国立新美術館のフォトアルバム

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