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日本で唯一、本格的なアブルッツォ州の郷土料理が食べられるお店。
こちらのシェフは以前イタリア大使館に勤めていらしたそうです。
イタリアのふくらはぎあたり
地図で調べたら、イタリアのふくらはぎのあたり。
すごいワインが置いてあります。15Lだとか。反対側に18Lも。
ワインってボトルサイズが大きくなると、値段が数倍に跳ね上がるそうで…
一升瓶のほうが割安になる日本酒とは違うんですね。
まずはスプマンテで乾杯です。
塩分高な爆盛すぎる前菜
シェフがサラミ職人とかで、すべて手作業で仕込んでるんだそう。
その他にも、生ハムってこんなに種類あるんだねってくらい、いろんな名前を聞きましたが、ほとんど覚えられず…
海老のフリットやら、5年ももつ!と豪語しているピクルスとか、チーズボールを揚げて、トマトソースで煮込んだものやら、取り分けても盛りだくさん。
とにかく味が濃いです。イタリア人はワインと合わせるので、味が薄いとワインに負けるとか。
日本人に味覚にあわせることなく本場の郷土料理を提供してるみたいです。
ご一緒したみなさんはイタリア旅行をよくされているので、この塩分に慣れているようですが、喉が乾くし、味の中和でフォカッチャばかり食べてしまいます。
アブルッツォの絶対王者
ワインがこちら。エミディオペペなるアブルッツォの絶対王者的ワイナリーだそう。
すべて手づくりで、今でも足でぶどうを踏み潰しているんだとか。
有機栽培のぶどうを丁寧につくって、あとは酵母すら入れずに発酵するそう。
とにかく想像を絶する手間がかかるので、とっても希少なワイン。
お花のような、パインのような華やかな香りで、酸が炭酸のように感じるピリピリ感、そこに甘味と深いコク。
今まで飲んだ白ワインの中で一番おいしいと感じました。
パスタは2種。サフランソースのペコリーノラビオリ。
ラム肉のパッパルデッレ。超幅広いパスタですね。
※暗いし遠いしでボケボケです。
ソースがとっても奥深くておいしいです。サフランも最高級品だとか。
パスタの塩分はちょうどよかった。
そしてまたしても、エミディオペペの赤が。不思議なデキャンタで注いでくれます。
ベリー系の香りで、エレガントな果実味。
ワインに明るくない私でも、これもとても素晴らしく感じました。
絶対王者といきなり生電話!!
シェフ兼店主が、こちらのワイナリーの方と知り合いで、私達が飲んでいる写真を送ったみたいで、すぐにFacebookを通じて返事が来ていました。
イタリア料理とワインに精通している皆さんは、突然にサプライズに狂喜乱舞状態。
終いには直接電話をかけて、醸造家の娘ソフィアさんの声まで聞かせてくれて。
「まだそのワイン早いわよ!飲んじゃったの?」
とか言ってたみたいです。平気で30年くらい寝かせるワインなんですね。
こちらは鴨肉のキッタラ。
ギターみたいな道具を使って麺を切るんですよね。
このパスタはアブルッツォが発祥のよう。
下のお皿は焼きチーズです。
メインはまた肉盛りでした。
手前にある羊の焼串みたいなのが名物みたいです。
取り分けてもらってもボリューミー。
一番上にのっている、レバーのサルシッチャがとても美味でした。
最後にドルチェ。こちらも全部美味しかったです。
マイエッラというオリジナルのドルチェ。
「固い」「柔らかい」「熱い」「冷たい」が全部詰まってます。下のビターなチョコソースがいい。
お誕生日の方がいらしてお祝いも。
この方がまたなんだかすごい人で、普段は外資系銀行の法務をやられているそうですが、世界的な賞をたくさん受賞されている写真家さん。
今は作品がポルトガルにいって個展をひらいているとか。
これら4本を7人で飲んだのですが、散々紹介したエミディオペペ、1本3~4万円でした…
グラスワインでそれそれ1杯2000円~4000円換算だったもよう。
有り金全部放出し、残金108円でした。とりあえず足りてよかったよ。
※こんな贅沢なワインを飲まなければ、飲んで食べて6000円くらいのお店だと思います。
確かに高かったけど、ワインがとても素晴らしくて、初めて興味を持てました。
みんな専門家なので、その場で質問もできて。
郷土料理も日本人に合わせてアレンジしていないので、衝撃的なしょっぱさも、イタリアってこういうふうに食べるんだと、強く心に残りました。
東京でアブルッツォ料理の専門店はここだけみたいなので、それがいいのだと思います。
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【評点★4.5 Excellent!】【ネット予約可】Trattoria dai Paesani(イタリアン・フレンチ/…
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